視神経萎縮
※記載内容はあくまで一般的なもので、実際の治療法、治療薬、検査等に関しては、全てご担当した医師が決定するため、記載内容と一致するとは限りませんのでご理解の程宜しくお願い致します※
視神経萎縮は、視神経の障害によって神経線維が変性し、脱落した状態です。膜疾患に起因して、眼底検査で特徴的な所見が確認されることがあります。
1.視神経炎
視神経が炎症を起こし、視神経萎縮が進行することがあります。
2.多発性硬化症
中枢神経系に影響を及ぼし、視神経の萎縮が進行する場合があります。
3.糖尿病性視神経障害
糖尿病による血管障害が視神経に影響を与え、萎縮を引き起こすことがあります。
左:正常 右:視神経萎縮
治療法
視神経炎や多発性硬化症に対する治療
ステロイド治療(点滴や内服)によって炎症を抑制し、視神経のさらなる損傷を防ぐことができます。場合によっては免疫抑制薬が必要となることもあります。
糖尿病性視神経障害に対する治療
血糖管理が最も重要です。血糖コントロールにより、視神経の障害の進行を抑えることができます。進行した場合には、レーザー治療や抗VEGF療法が使用されることがあります。
多発性硬化症に対する治療
免疫調整療法やステロイドを使用して、病気の進行を抑制します。
視神経萎縮は進行性の疾患であり、早期に治療を開始することが非常に重要です。原因疾患に基づいて治療方針を決定し、視神経萎縮が不可逆的であるため、視力の維持や障害の進行防止を目指した治療が行われます。
上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
医師のご紹介
院長新川 恭浩
(日本眼科学会認定 眼科専門医)
所属学会
日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会
経歴
平成13年 熊本大学医学部卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~新宿東口眼科医院 勤務
平成27年9月 新宿東口眼科医院 院長 就任
掲載インタビュー
常勤長谷川 二三代
(日本眼科学会認定 眼科専門医)