※記載内容はあくまで一般的なもので、実際の治療法、治療薬、検査等に関しては、全てご担当した医師が決定するため、記載内容と一致するとは限りませんのでご理解の程宜しくお願い致します※
角膜新生血管とは
通常、人間の体は血管から酸素を取り込んでいますが、角膜には血管がないので、空気中から涙を通して酸素を取り込んでいます。
しかし、コンタクトレンズの連日装用や外傷などによって酸素不足になり角膜の酸素を取り込めなくなると、結膜の血管が角膜に侵入してきます。この状態を角膜新生血管と言い、正常な状態では起こりません。これを角膜新生血管と言います。
角膜新生血管は表在性、深在性に分けられます。
表在性血管新生
角膜輪部血管網からおこり、結膜血管の延長でBowman膜の上にみられます。これをパンヌスと言います。
深在性血管新生
強膜血管の延長で、角膜実質に見られ、パンヌスとは異なり角膜と強膜との境で見えなくなります。
自覚症状
自覚症状は特にありません。とても気づきづらい病気です。
原因
長期間のソフトコンタクトレンズ装用者に多く発症し、特に近視度数が強い場合や低含水のソフトコンタクトレンズ、酸素透過率が低いソフトコンタクトレンズ、フィッティングのあっていないソフトコンタクトレンズの使用などが主な原因です。
他に浮腫、角膜の炎症性疾患による炎症、外相による創傷などがあげられます。
他に浮腫、角膜の炎症性疾患による炎症、外相による創傷などがあげられます。
治療、対策
角膜に創傷や炎症が生じている場合は、その原疾患を治療します。
コンタクトレンズの使用時間を短くし、酸素透過性の高いシリコンハイドロゲル素材のコンタクトレンズに変更を行います。
連日装用レンズの場合は消毒とこすり洗いをしっかりするようにしましょう。
コンタクトレンズの使用時間を短くし、酸素透過性の高いシリコンハイドロゲル素材のコンタクトレンズに変更を行います。
連日装用レンズの場合は消毒とこすり洗いをしっかりするようにしましょう。
上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。