※記載内容はあくまで一般的なもので、実際の治療法、治療薬、検査等に関しては、全てご担当した医師が決定するため、記載内容と一致するとは限りませんのでご理解の程宜しくお願い致します※
高血圧眼底(高血圧網膜症)の解説と治療案内です。
新宿東口眼科医院では、散瞳眼底検査、蛍光眼底検査、OCT(光干渉断層計)による検査によって、病態を把握し内科医と連携しつつ、必要に応じて網膜光凝固術を施行しております。
高血圧とは
高血圧とは、血圧が正常範囲を超え、慢性的に高い状態をいいます。
食生活、運動不足、肥満、ストレスなどが主な原因だと考えられています。
心疾患、脳卒中、腎不全などが代表的な合併症です。
食生活、運動不足、肥満、ストレスなどが主な原因だと考えられています。
心疾患、脳卒中、腎不全などが代表的な合併症です。
高血圧眼底とは
高血圧眼底(高血圧網膜症)とは、網膜の血管が高血圧の影響を受けさまざまな病変を生じている状態です。
通常は、ヒトの血管を直接観察することは出来ません。
しかし眼底の血管は人体で唯一肉眼による観察が可能な血管で、撮影も容易にできます。
眼底所見で動脈硬化性変化(S)と高血圧性変化(H)を区別したScheie分類と、全身所見と関連付けたKeith-Wagener分類という程度分類があります。
通常は、ヒトの血管を直接観察することは出来ません。
しかし眼底の血管は人体で唯一肉眼による観察が可能な血管で、撮影も容易にできます。
眼底所見で動脈硬化性変化(S)と高血圧性変化(H)を区別したScheie分類と、全身所見と関連付けたKeith-Wagener分類という程度分類があります。
Scheie分類
硬化性変化(S) | 高血圧性変化(H) | |
---|---|---|
Ⅰ度 | 動脈血柱反射の増強 交差現象(+) |
細動脈狭窄(+) |
Ⅱ度 | Ⅰ度より程度の増強 交差現象(++) |
細動脈狭窄(++) |
Ⅲ度 | 銅線動脈 交差現象(+++) |
+出血・白斑 |
Ⅳ度 | 銀線動脈時に白線状 | +乳頭浮腫 |
Keith-Wagener分類
第Ⅰ群 | 細動脈の軽度の狭窄又は硬化 (動脈の機能的変化 |
---|---|
第Ⅱ群 | 細動脈の硬化はⅠ群より著明(動脈の気質的変化) |
第Ⅲ群 | Ⅱ群の所見+浮腫・白斑・出血(血管外へ病変の波及) |
第Ⅳ群 | Ⅲ群の所見+乳頭浮腫 |
主な眼底所見
- 網膜動脈が細くなり部分的に痙攣して、太さが一様でなくなる(口径不同)
出血
綿花様白斑
視神経乳頭浮腫
主な眼科的合併症
高血圧性網膜症の検査方法
高血圧とは、血圧が正常範囲を超え、慢性的に高い状態をいいます。
食生活、運動不足、肥満、ストレスなどが主な原因だと考えられています。
心疾患、脳卒中、腎不全などが代表的な合併症です。
食生活、運動不足、肥満、ストレスなどが主な原因だと考えられています。
心疾患、脳卒中、腎不全などが代表的な合併症です。
眼底検査 | 眼底にある網膜の状態をくわしく調べるために行います。検査の前に目薬をさして瞳孔を開き、検眼鏡を通じて主に視神経や網膜を観察する検査です。眼底疾患の有無を調べることが出来ます。 |
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蛍光眼底検査 | 蛍光剤を血管内に送り込み、眼底の血流状態を写し出す事が出来るため、通常の眼底写真ではわからない網膜の血管の様子がわかります。当院ではそれに準ずるDRI OCT Triton(3次元眼底像撮影装置)を使用した血管造影検査(AngioGraphy)の検査を行っております。 糖尿病性網膜症(糖尿病網膜症) 周辺部の広い範囲に毛細血管充盈欠損 (もうさいけっかんじゅうてんけっそん)が見られます。 |
OCT(光干渉断層計) | 近赤外線を利用した眼底の検査機器で、これまで行えなかった網膜の断面の観察が出来るようになり、網膜疾患、特に黄斑部病変の精密な診断が早期かつ正確に行うことができます。 |