※記載内容はあくまで一般的なもので、実際の治療法、治療薬、検査等に関しては、全てご担当した医師が決定するため、記載内容と一致するとは限りませんのでご理解の程宜しくお願い致します※
シェーグレン症候群とは
涙が出にくい、唾液が出にくいことを特徴とする自己免疫病です。
中年の女性によくみられ、わが国には約三万人の患者がいます。主に、涙腺や唾液腺などの外分泌腺に炎症が生じ、涙や唾液などが出にくくなる病気です。慢性関節リウマチや強皮症など、他の膠原病と合併することが約半数にみられます。他の膠原病をともなわない場合は、乾燥症候群と呼ぶこともあります。
中年の女性によくみられ、わが国には約三万人の患者がいます。主に、涙腺や唾液腺などの外分泌腺に炎症が生じ、涙や唾液などが出にくくなる病気です。慢性関節リウマチや強皮症など、他の膠原病と合併することが約半数にみられます。他の膠原病をともなわない場合は、乾燥症候群と呼ぶこともあります。
主な原因
自己免疫による疾患で、自分の身体の成分に対して免疫反応を起こすことによる疾患です。遺伝的要因、ウイルスなどの環境要因、免疫異常、更に女性ホルモンの要因が考えられています。これらの4つの要因が複雑に関連し合って発症するものと考えられ、どれか一つの原因で発病するわけではありません。また、慢性関節リウマチに合併する場合が非常に多いのも特徴のひとつです。
主な自覚症状
涙が出ない、異物感、痒み、痛み、疲れ、物がよく見えない、まぶしい、目やにがたまる等。
治療法
現状では根本的にシェーグレン症候群を治癒させることは出来ません。したがって治療は乾燥症状を軽快させることと疾患の活動性を 抑えて進展を防ぐことにあります。目の乾燥、口の乾燥はひどくなると著しく生活の質(QOL)を障害しますので、毎日の点眼、口腔清潔を心がける必要があ
ります。エアコン、飛行機の中、風の強い所、タバコの煙などに注意が要ります。皮膚に対して、石鹸の使用、頻繁に風呂に入ること、特に熱い湯は良くありません。規則正しい生活、休養、バランスのとれた食事、適度の運動、ストレスを取り除く等の注意
が必要です。
1.点眼液による治療
涙液分泌自体を促進させる薬物はなく、人工涙液点眼液で不足した涙液の補充を行う方法です。涙液分泌が少ない為に点眼液に含まれる防腐剤などの添加物による副作用が起こりやすいので、点眼液は添加剤を含まないものを使用しましょう。2.涙点閉鎖による治療
涙点の拡張・切開などの涙点形成術があります。また、涙は目の表面から蒸発する以外はほとんどが涙点から鼻に出る為、涙点を閉じて涙の流出を抑え、涙を眼の表面に十分に溜める方法があります。新宿東口眼科医院では「シリコン製涙点プラグ」と「コラーゲン製涙点プラグ」を利用した治療をしております。関連疾患
上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。