※記載内容はあくまで一般的なもので、実際の治療法、治療薬、検査等に関しては、全てご担当した医師が決定するため、記載内容と一致するとは限りませんのでご理解の程宜しくお願い致します※
点状表層角膜炎とは
「点状表層角膜炎」という疾患は、名前の通り、角膜に点状の傷がついてしまう疾患です。コンタクトレンズ障害の中で、最も頻度の高いものです。
原因
長時間のコンタクトレンズ装用や汚れたレンズを装用することで、角膜に酸素が行き渡らなくなり傷がついてしまいます。その小さな傷である表層角膜症が広範囲に生じたものを点状表層角膜炎と言います。多くの場合は、コンタクトレンズを一晩はずせば治りますが、原因をきちんと取り除かないと再発します。重症化すると傷が深くなり、角膜上皮びらん、角膜浸潤、角膜潰瘍へと進んでいく危険性があります。
主な自覚症状
痛み、充血、涙、まぶしさを感じるなどの症状があります。いつもと比較しておかしいと思う症状が出ると、この疾患を疑ってもいいでしょう。
点状表層角膜炎の治療方法
コンタクトレンズの使用を直ちに中止し、点眼薬による治療を行います。この症状は治りやすいので、一晩から数日で症状は改善されます。しかし再度ご来院していただき、治っているか医師による診察を受けましょう。場合によってはコンタクトレンズをさらに中止していただくことがあります。
関連疾患
上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。