※記載内容はあくまで一般的なもので、実際の治療法、治療薬、検査等に関しては、全てご担当した医師が決定するため、記載内容と一致するとは限りませんのでご理解の程宜しくお願い致します※
眼底出血とは
眼底出血（がんていしゅっけつ）は網膜表面の血管の破綻や閉塞することで起こる網膜の出血です。
出血の量自体は微小で貧血などの原因とはなりませんが、重度の視力障害を来すこともあります。
出血の量自体は微小で貧血などの原因とはなりませんが、重度の視力障害を来すこともあります。
眼底出血の主な原因
眼底出血をきたす病気は数多くあり、以下は代表的な原因です。
次に多い原因は、高血圧症や動脈硬化症に伴う網膜中心静脈閉塞症です。このタイプの眼底出血を起こす人は、その後に脳血栓を起こす危険性があるので要注意です。
- 高血圧・糖尿病・腎臓病などの全身病による網膜（硝子体）出血
- 網膜血管の動脈硬化を基盤に生じる網膜（硝子体）出血
- 外傷(眼球打撲等)による網膜（硝子体）出血
- 後部硝子体剥離による網膜裂孔形成の際に生じる網膜（硝子体）出血
次に多い原因は、高血圧症や動脈硬化症に伴う網膜中心静脈閉塞症です。このタイプの眼底出血を起こす人は、その後に脳血栓を起こす危険性があるので要注意です。
眼底出血の主な症状
主な症状は、視力の低下や霞み、飛蚊症（物が飛んで見える）、歪視症（物が歪んで見える）などです。中心部が出血すると視力低下がおきます。視力がどの程度まで下がるか、どの程度回復するかはどこに出血したかによって変わります。出血した場所は視野が欠けます。しかし、周辺部におきるとほとんど自覚症状はありません。
眼底出血の主な検査方法
視力検査、眼底検査、視野検査、蛍光眼底造影検査、OCT（光干渉断層計）などを行います。
特に蛍光眼底検査は、造影剤（フルオレセインまたはインドシアニングリーン）を注射して眼底の血管を詳しく調べることができるので、治療の上で大切な検査です。
特に蛍光眼底検査は、造影剤（フルオレセインまたはインドシアニングリーン）を注射して眼底の血管を詳しく調べることができるので、治療の上で大切な検査です。
眼底出血の主な治療方法
全身疾患による眼底出血の場合は、その原因となる病気を治療することがもっとも大切です。
通常眼底出血は１～３ｹ月で吸収され消失しますが、内科的管理を怠るとまた再出血しますので、長期にわたる治療が必要となります。
また硝子体出血が長期間吸収しないときには、硝子体切除をおこなって血液で混濁した硝子体を取り除くこともあります。
通常眼底出血は１～３ｹ月で吸収され消失しますが、内科的管理を怠るとまた再出血しますので、長期にわたる治療が必要となります。
薬物治療
初めは血液の流れを良くする薬を使います。手術
再出血を防ぐために、レーザー光線で眼底を凝固する場合もあります。また硝子体出血が長期間吸収しないときには、硝子体切除をおこなって血液で混濁した硝子体を取り除くこともあります。
