網膜・硝子体疾患の検査方法
視野検査
視野とは、視線を動かさずに見ることができる範囲のことです。
物の色、大きさ、明るさなどによっても範囲はかわります。
検査ではいろいろな部位から様々な大きさと強さの光を出してそれが見えるかどうかを調べます。
ハンフリー視野計(静的視野検査)
FDTスクリーナー
検査時間がスクリーニングテストで片眼30秒程度、閾値テストでは片眼4分程度で終了します。
検査も、暗室ではなく、通常の検査室で行えます。
ゴールドマン視野計
ゴールドマン視野計は見えている範囲と感度を検査する視野計です。
ハンフリー視野計やFDTスクリーナーと異なり、視野の全体を検査することが可能です。
眼底検査
※眼底検査は、網膜剥離・視神経疾患・糖尿病性網膜症等の眼の疾患だけでなく、
内科疾患(高眼圧症・糖尿病・肝臓病等)、脳神経疾患(くも膜下出血・硬膜下出血・脳腫瘍等)の発見につながる重要な検査です。検眼鏡を通じて主に視神経や網膜を観察する検査です。
この検査により眼底疾患の有無を調べることが出来ます。
DRI OCT Triton(3次元眼底像撮影装置)
OCT検査とは、近赤外光を利用して、網膜層の断面画像を撮ります。患者様には光を見ていただくだけの検査です。
診察時の倒像鏡などによる眼底検査だけでは分かりにくい網膜の状態を明らかにし、網膜の病気に対する治療方針の決定や、治療効果の判定に役立てることができます。
OCTを必要とする代表的な疾患は、黄斑円孔、黄斑前膜、糖尿病黄斑症、黄斑浮腫、加齢黄斑変性、網膜剥離、緑内障などです。
アムスラーチャート
格子状の図を見て頂き、片目を覆って中心の点を見ます。
その時に線がゆがんで見えないか、欠けて見えないか視野欠損をおおまかに検出します。
もし見え方に異常がある場合は黄斑およびその周囲に何らかの異常がある疑いがあります。
蛍光眼底検査
眼底の血流状態を蛍光眼底撮影装置で撮影します。