角膜実質炎
角膜実質炎とは
角膜実質の炎症で、先天性と後天性があります。後天性は感染によるものです。
原因
先天性の代表的なものは、先天梅毒と結核によるものです。
後天性の代表的なものは、細菌、ウィルスなどの感染によるものが多くみられます。
主な自覚症状
症状としては、視力低下、充血等があります。
両眼性ではじめの2~3週間はまぶしさ、流涙、痛みがあり、視力も低下してきます。毛様充血があり、角膜は周辺部から濁りがでてきます。その後濁りは角膜全体に及んで視力はかなり低下し、まぶしさは一層強くなります。
これを過ぎると徐々に症状はおさまって濁りも消えていきますが、多くは角膜に混濁をのこしてしまいます。
必ず虹彩炎を伴い、ときとして緑内障や強膜炎を起こすこともあります。
主な治療方法
角膜実質炎に対しては、点眼で治療を行います。
■点眼の種類
・ヒアルロン酸ナトリウム
・コンドロイチン硫酸ナトリウム
・人工涙液
・抗菌薬
・抗真菌薬
・抗ウィルス剤(アシクロビル)