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多焦点レンズ・選定療養について
多焦点眼内レンズとは
これまでの白内障手術で使用されていた眼内レンズは「単焦点眼内レンズ」といい、一つの距離にピントを合わせるレンズです。術後の水晶体にはピント調節の機能が無いため、逆に言えば合わせた距離以外のところは眼鏡を使いピント調整をする必要があります。
対して「多焦点眼内レンズ」では複数の距離にピントが合うようになっています。眼鏡のかけはずしがほぼ不要になる一方で、複数の個所に光が分散するため、単焦点レンズに比べて見え方のシャープさ・質がやや劣ります。また、暗いところで光を見ると、光の輪(ハロー)やぎらつき(グレア)を感じることもあり、見え方に慣れるまでには時間がかかるとされています。
当院では多数の多焦点眼内レンズを取り扱っています。
選定療養とは
本来保険適用外になる治療を、社会保険に加入している患者様が追加の費用(選定療養費)を支払うことで、保険診療と組み合わせて受けることが出来るという医療サービスです。
これまで多焦点眼内レンズを使用した白内障手術は保険がきかない自費診療でした。
一部の例外を混合診療(保険診療と自費診療の併用)は認められていないため、自費診療である多焦点眼内レンズを選択すると、保険診療の対象である手術自体の費用も含めて全額患者様の自費負担(先進医療特約保険に入られていた方を除く)となっていました。
しかし、2020年4月より、多焦点眼内レンズを使用する白内障手術が選定療養の対象となりました。これにより患者様は多焦点眼内レンズに係る費用のみを追加の費用として自費で負担・手術自体の費用は保険適応で負担することになり、従来全額自己負担であった費用を軽減した形で手術を受けることが出来るようになりました。
当院は多焦点眼内レンズの白内障手術を行う医療機関として届け出をしております。また、対象となる患者様には、診察時に詳細なご説明をさせていただきます。
▼手術担当医師紹介
院長新川 恭浩(日本眼科学会認定 眼科専門医)
所属学会
日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会経歴
平成13年 熊本大学医学部卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~新宿東口眼科医院 勤務
平成27年9月 新宿東口眼科医院 院長 就任
掲載インタビュー
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